タグア椰子について


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 タグアは中南米地区に自生する「象牙椰子」とも呼ばれる植物の種子です。
象牙のような美しいつやを持ち「Vegetable ivory」とも言われ、
染色をするといっそう美しさを増し、使うほどに味わいを増していきます。
実のもつ柔らかな模様と、硬さ、そして象牙と同様、使うほどに色が落ち着き艶が増すタグア椰子の実は、昔からボタンやキセル、チェスのこまなど象牙に代用され、受け継がれています。

 

 また、象牙に代わるEco素材としても注目されています。
タグアは種から発芽するまで、まず、3年を要します。その後発芽し実がなるまでは10年以上かかります。
完熟する前の種はゼラチン状で水分を含み、動物や鳥たちのジャングルでの栄養源となります。
役目を終えると、完熟期に入り、実は自然に地面に落ち、ゼリー状だったその種子は乾燥し非常に硬く変化していくのです。その種子を木を痛めることなく、地上に落ちたものだけを使います。
実は落ちてから数年たつと象牙程の硬さになります。
それから人の手により、乾燥⇒カット⇒乾燥⇒磨き⇒染色、と手間のかかる作業の工程を経てボタンやアクセサリーに姿を変えるのです。

 

 1990年代にアメリカ、エクアドルの市民団体と日本国際開発機構などが協力して、タグア・イニシアティブというプロジェクトが発足しました。
エクアドルをはじめとする熱帯雨林地域の住民に雇用と収入をもたらし、豊かな生態系を守る取り組みとして注目されています。