「注染」という手染めの技法


注染とは、その名の通り染料を「注いで」「染める」技法。

20数メートルほどある長いさらしの布を、幅90㎝ぐらいのジャバラ状に重ね合わせ、柄を切り取った型紙をあてながら一枚一枚に糊置きします。その上から染料を注ぐことで、一度に20~30枚分の手ぬぐいが染まります。

染め上がった布には表と裏がなく、両面染まるのが特徴です。

仕上げまでには多くの工程(型紙製作→糊置き→注染→水洗い等)があり、それぞれの工程に職人さんがいます。出来は彼らの経験と勘に頼るところが大きく、熟練を要する匠の世界です。

腕のいい職人さんたちの手作業から生まれるこれら作品の、味わいや風合いをお楽しみください。